フィッツジェラルド『氷の宮殿』

スコット・フィッツジェラルド『氷の宮殿』(原題"The Ice Palace")

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注意事項

・いわゆるネタバレを含みます。

・あらすじは作品の一部を運営者が独断で切り抜き、纏めたものです。

・作中で設定などが明らかになる順序が前後している場合があります。

・あらすじによって作品を理解することや、その面白さを判断することはできません。ぜひ作品自体を手に取ってみてください。

 

以上のことご了承の上お読みください。

あらすじ(約400字)

 アメリカ南部に住むサリー・キャロルは成長性のない南部に永住することは出来ないと考え、北部に住む男性のハリー・ベラミーと婚約を決める。

 ハリーが南部を訪れた際、彼女は自分のお気に入りの場所である墓地に彼を連れていくが、墓地にいても気が滅入ることは無く、気が安らぐという感覚を共有しようとしても、ハリーはあまりしっくり来ていない表情だった。

 カーニバルの時季に彼女は北部を訪れた。ハリーにはいい場所だろうと同意を求められるが、彼女にはいまいちピンとこなかった。パーティーでは北部に住む様々な人と交流するが、内向的で厳格で排他的な人となりに嫌気がさし始める。

 カーニバル当日、祭りに浮足立つハリーとともに名物である氷の宮殿を見に行った。宮殿の階下にある迷路に足を運ぶが、ハリーに置いて行かれて迷子になり、彼女は強い恐怖に襲われる。無事発見された彼女だったが、泣きながら南部に帰ると叫びだす。  後日、彼女はいつも通り南部での生活に戻っていった。

おわりに

今回は省略しましたが、

・南部の人たちの生活、

・墓地で見つけた知らない少女の墓石について、

・大学教授のロジャー・パットン、 など

他にも重要な場面や描写が無数にあります。 また、このあらすじでは作者の巧みな文章表現を楽しむことはできません。 (あらすじはあくまでサイト運営者が個人で書いたものであり、作品の持ち味や面白さを表現することは出来ていません) ぜひ作品自体を読んでみてください。

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